こんちは石原です。
私ね、思うんですよ。
なんで女子はみんなこぞって可愛くなりたい可愛くなりたい言ってんだって。
なんで私も年中無休で可愛くなりたい可愛くなりたい思ってんだって。
健康な体があって、飢えることも無くて、毎日お風呂に入って暖かい布団で寝られる…て、もうそれだけで十分過ぎるくらい幸せじゃんって。
さらに家族とか友達とか仕事とかで満たされてたらもう、鬼に金棒じゃんって。
もうこれ以上ない幸せじゃんって。
なのにみんな、目と鼻と口と輪郭と肌と髪と体型にブーブー文句言ってる。
中には「ブスすぎて死にたい」とか言ってる人もいる。
ほんとに死んじゃう人もいる。
なんでかなぁって考えてみたんですよ。
女の子がこんなに可愛くなりたいと切望して、もう魔女に「美しさの代わりにお前の声をよこしな」なんて言われたら、検討期間ゼロで取引しちゃいそうな子がたくさんいるのはなんでだろって。
まぁ、考えられる一番の要因はやっぱ、恋でしょ。
人間の本能って生き延びることと子孫を増やすことなんですよ。
恋しないと子孫繁栄できないから、恋される顔面にならないとって本能が叫ぶわけです。
あとはまあ、美人とか可愛い子って優遇されるからでしょ。
お店の人にサービスされるたび、男の人にやさしくされるたび、その待遇に優越感を抱き、自己承認欲求が満たされる。
逆に、自分のは優遇されないのに可愛い子が優遇されてると、どうしようもなく惨めな気持ちになる…。
もっと動物として、種として有利に立つたびに、男は身体を鍛え、女は美を追及する。(一種の例ね)
それだけでも、可愛くなりたいと思う理由としては十分すぎると思う。
でも、それだけじゃないと思うんですよ。
可愛くないと、
可愛い顔面がくっついてないと、
何をしてても、どこにいても、楽しくない。
私が可愛くなりたいと願ういちばん大きな理由が、これです。
たとえば、好きな人とデートしてても、自分の顔がめちゃくちゃ嫌いだったら、
(あ~今こうして大好きな○○君と話してる私には、汚い肌とでかい鼻がついてんだな。あーあんまり近くで見ないでほしい…可愛かったらもっと上目遣いで見つめたりしたいのに)
とか、
ディズニーランドに行っても、
(カチューシャとか付けたいなぁ…でもこの顔面で耳とか生やされてもって感じだよね…こんな顔でミッキーとハグとか罪にならないかな…可愛ければ写真もいっぱい撮りたいけどこんな顔だって現実を夢の国でまで突き付けられたくない…)
とか、
おうちでくつろいでても、
(ジェラピケで可愛い部屋着買っちゃった!…でもこんなブスが着たところで…しかも部屋着って風呂上りに着るからすっぴんじゃん…豚に真珠だわ…)
とか。
まぁ、これはだいぶ極端な書き方をしましたが、こういうことなんですよ。
可愛くないと、思いっきりキラキラできない。
「どうせこの顔じゃ」とおしゃれする気にもならない。
だから、人生をもっと豊かにするために、可愛くなりたいのです。
自分というアバターを「可愛い女の子」に設定して生活したいのです。
正直、他人の目とか結構どうでもいい。
美容って自己満足ですよね。
自分の人生を自分の理想の姿で送りたい、それが可愛くなりたいの大きなエネルギーになります。
美に執着があって、整形を繰り返す女の子とかって、とくにこの「可愛くなきゃ生きてる意味がない」の思想が強いと思う。
それはずっと満たされることがなく、時には心をさらにむしばんでしまう…。
石原も可愛くなりたいという気持ちは昔から強い方で、劣等感もあるし、「非の打ちどころのない美人になりたい!」とずっと思ってきました。
でも、最近なんか、欠点があってもいいんじゃないかなって思えてきました。
高須克也が「人は欠点に恋をする」ってコラムかなんかに書いてて、最初はあっそって思ってたんですが(コラ)、
確かにさー、第一線で活躍してる女優とかモデルも、完ぺきな顔っていないじゃん。
ちょっと鼻が大きかったり、口元が出てたり、エラが張ってたりするけど、それでも絶世の美女扱いされて、数万人のファンがいるわけですよ。
ならもう、よくないー!?って。なってきた。
ちょっとくらいここイマイチでも、まいっかー!!って。
どうしようもないコンプレックスとか、もっとこうだったら…っていう欲とか、
できる限り理想に近づけたいし、その努力はするけど、「そうじゃなきゃダメ」っていう考えはなくそーって。
可愛くなりたい!って努力するのって、本来すごい楽しいことだと思うんですよ。
趣味みたいな。
だからなんか、「可愛くないということが意味することは死」みたいな考えだと、なんていうか、あんまお得じゃないなーって。
どうせ自分磨きをするなら、「可愛くないと楽しくない」っていうネガティブなモチベーションよりも、「もっと可愛ければもっと楽しい」っていうポジティブなモチベーションにリセットしたいな!って思う、石原でした。